システムとは

普段からよく使われているであろう「システム」の意味をご存じでしょうか。
現代において、システムと無縁の企業は少ないかと思います。日々の業務において「システム」という単語を使う機会は多いですが、システムは実体がなく目に見えづらいため、定義は人によって異なります。
このページではシステム開発の発注を検討されている方に向けて、IT分野における「システム」とは何かについて大まかに説明します。
システムの意味
そもそもシステムとはどのような意味なのでしょうか。
英単語における意味
まず、英単語の「system」についてです。
意味・対訳(複雑な要素から構成されながら一つの統一体を作っている)組織、(政治・経済・社会などの)機構、制度、(支配)体制、(学問・思想などの)体系、(通信・輸送などの)組織網、(山・河川などの)系統、系統、器官、系
引用:Weblio英和辞書
すると、上記のとおり「組織」「体制」「体系」「機構」「制度」「系統」などの単語が浮かび上がってきます。
つまり、「システム」という単語自体はIT分野に限らず広く使われる単語になります。PCなどのコンピュータとは関係のないシステムもあります。
例えば、英語で「solar system」は宇宙の「太陽系」を意味します。
ビジネスシーンにおける意味
- 個々の要素が相互に影響し合いながら
- 全体として機能するまとまりや仕組み
の構成を指す総称と言えます。
例えば、会社が運営する人事評価制度なども一種のシステムといえます。
その上で、IT(情報技術)で作られたシステムを「情報システム」や「ITシステム」と呼び、これらをビジネスシーンでは「システム」と略しているわけです。
更に情報システムにはいくつか種類があります。
企業が開発や導入している情報システムのことを業務システムと呼びます。業務システムには様々な種類があります。 「システムを導入したいけど、どんな種類のものがあるのだろうか」「情報システムのことは分かったけど業務システムってどの範囲を指す[…]
ですが、どの情報システムでも構成は似通っています。
情報システムの構成
それでは、情報システムは、どのような要素で構成されているのでしょうか。
システムは大まかに
- アプリケーション・データベース
- プラットフォーム
- インフラストラクチャー
の階層で構成されています。
アプリケーション
アプリケーションとは、次に紹介するプラットフォーム上で動くソフトウェアの一種で、アプリと略して呼ばれます。
特定の機能や目的のために開発・使用されるもので、ユーザーが情報システムを操作する画面の仕組みなどを担当しています。
身近なアプリケーションとしては下記のような製品です。
- ウェブブラウジング:Google社「Chrome」、Microsoft『Edge』
- 電子メール:Microsoft社『Outlook』
- 表計算:Microsoft社『Excel』
- 文書作成:Microsoft社『Excel』
システム開発の場合は、『Java』や『PHP』などのプログラミング言語で開発したプログラム部分にあたります。
データベース
データベースとは、アプリケーションの一種ではありますがアプリケーションと区別されることが多いソフトウェアの一種で、DataBaseの頭文字をとってDB(デービー)と略して呼ばれます。
アプリケーションが画面に入出力するデータの格納(登録・参照・更新・削除)を担当しています。
例えば下記のような製品です。
- Oracle社『Oracle Database』『MySQL』
- Microsoft社『SQL Server』『Access』
システム開発の場合でも、データベース自体を開発することは稀で、通常は製品を構築・設定して組み込みます。
プラットフォーム
プラットフォームとは、次に紹介するインフラストラクチャー上で動くソフトウェアの一種です。
インフラストラクチャーとアプリケーションの仲介を担当しています。
身近なインフラストラクチャーは「OS」となります。
OS
OS(オーエス)とは、OperatingSystem(オペレーティングシステム)の頭文字をとった略字で、基本ソフトウェアなどと呼ばれます。
- Microsoft社『Windows』
- Apple社『macOS 』『iOS』
- Google社『Android』
- Linux Foundation団体『Linux』
OSは、ソフトウェアの制御だけでなく、インフラストラクチャーを構成する下記のような
- 画面を表示するディスプレイ
- カーソルを操作してリンクやボタンを押下するマウス
- 文字を入力するキーボード
など、ハードウェアの制御なども担います。
インフラストラクチャー
インフラストラクチャーとは、ネットワークやハードウェアを軸に構成される設備で、基盤やインフラと略して呼ばれます。また、プラットフォームとまとめてインフラストラクチャーとする場合もあります。
道路や鉄道・電気・ガス・水道など生活に必要な設備を「社会インフラ」と呼びますが、同じようにアプリケーションを動作させるのに必要な設備となります。
ネットワーク
- ルーター
- スイッチ
- ロードバランサー
コンピュータ
- サーバー
- パソコン
- ストレージ
そのほか、UPS(無停電電源装置)などの電源装置や、システムによってはスキャナーやカメラなども含まれます。
システムの構成・意味について
システムについてご理解いただけたしょうか。
要約すると、
- システム=IT(情報技術)とは限らない
- ビジネスシーンでは、情報システムを「システム」と略している
- システムは、アプリケーションと裏方の土台があって動いている
となります。
メディアファイブのシステム開発
メディアファイブのシステム開発には3つの強みがあります。
ブレがないシステム開発
メディアファイブのシステム開発は、システムの完成だけを目的にすることはありません。
完成したシステムによって、お客さまのビジネスを解決する仕組みが機能すること、までを目的としています。
明朗な分担体制
- アプリケーションの開発・構築はシステム開発部
- プラットフォーム・インフラストラクチャーの構築・運用はシステム運用部
と、専門部署の技術者が、分野ごとの作業を担当しています。
安心の運用体制
また、システム運用部が運営する『オフィスドクター』事業では、中小企業向けIT支援サービスをご提供しています。システム開発後の運用・保守も手厚いサポートが可能です。
システム開発の発注をご検討の際にはぜひ、ご相談ください!
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システム開発
メディアファイブは1996年にシステムエンジニア出身の代表が福岡で創業したシステム開発会社です。
弊社では「システムは使いやすく長く付き合えることが大事」と考えており、お客さまにご満足いただけるシステム開発に励んでいます。
中には10年以上お付き合いいただけているお客さまもいらっしゃいます。
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