システム開発に必要な技能
このページではシステム開発の発注を検討されている方に向けて、依頼先の会社に必要な技能に関して大まかに説明します。
システム開発に必要な技能
システム開発のプロジェクトを成功させるには、複数の技能の要因があります。
その中でも、主に下記のような技能が挙げられます。
- 交渉力
- 管理力
- 論理的思考力
- 開発技術力
この中でも、定量的に計測しやすい開発技術力に関して解説します。
システム開発において開発スキルは欠かせません。プロジェクトメンバーのスキルによって、システムの品質や納期に少なからず影響がでてきます。
開発には分野毎に専門知識が必要になります。そのため、下記の分野それぞれに応じて専門エンジニアが各領域を担当します。
- データベースエンジニア
- プログラマ
- ネットワークエンジニア
- サーバーエンジニア
専門的な開発スキルを定量的に計測する一つの基準として資格・試験があげられます。
システム開発の資格・試験は、プログラミング・データベースの他、ネットワークやプラットフォームなどの開発分野による違いや、ベンダー認定の民間資格や、経済産業省認定の国家試験などの主催・運営による違いもあり、多岐にわたります。
ここでは、開発技術ごとのエンジニアと資格に関して紹介します。
データベースエンジニア
データベースエンジニアとは、データベースの設計、管理や運用を行うエンジニアです。「Oracle」や「Microsoft SQL Server」等のデータベースアプリケーションを利用してデータベースの設計開発を行います。
データベースとは決められた規格で保管されたデータの集合体です。
主にデータベースの問い合わせ言語「SQL」の知識が必要になります。
ORACLE MASTER
『ORACLE MASTER』とは、データベース管理ソフトウェア『Oracle Database』を販売・開発しているアメリカのオラクル社が認定する民間資格です。『Oracle Database』は、データの重要性が特に高い(失敗が許されない)、銀行などの大規模な業務システムで圧倒的なシェアを誇ります。
資格のランクは下記のように、下位から難易度が上がっていき特に最高位であるPlatinumは難易度がとても高く、保有者が少ないことで有名です。
- ORACLE MASTER Bronze
- ORACLE MASTER Silver
- ORACLE MASTER Gold
- ORACLE MASTER Platinum
ORACLE MASTER Bronze SQL | 131名 | 各バージョン(9i、10g、11g、12c)の総計 |
---|---|---|
ORACLE MASTER Bronze DBA | 108名 | 各バージョン(9i、10g、11g、12c)の総計 |
ORACLE MASTER Silver | 68名 | 各バージョン(10g、11g、12c)の総計 |
ORACLE MASTER Gold | 55名 | 各バージョン(10g、11g、12c)の総計 |
ORACLE MASTER Platinum | 3名 | 各バージョン(10g、11g、12c)の総計 |
ORACLE MASTER Rac | 5名 | 各バージョン(10g、11g)の総計 |
プログラマ
プログラマとは、プログラミング言語を用いてプログラミングを行う職種です。
主に「Java」「PHP」等のプログラミング言語の知識が必要になります。
プログラミングとは、システムの主となるアプリケーションを製造するために、プログラミング言語を駆使してソースをコーディングすることです。プログラミング言語はたくさんの種類があり、新しい言語の登場など時代によって人気が移り変わったり、開発するシステムによって使用できる言語に制限が出たりします。
OCJP
OCJPとは「Oracle Certified Java Programmer」の略で、アメリカのオラクル社が認定するJavaプログラマの民間資格です(2010年にアメリカのサン・マイクロシステムズ社を買収し吸収・合併)。
メディアファイブでは、長年ITエンジニアの育成に力をいれており、Javaのプログラミングスクールを運営しています。『OCJ-P Gold』『OCJ-P Silver』(旧『SJC-P』『SJC-A』)や、他の『Javaプログラミング能力認定試験』などの保有者を合わせると、現在20名ほどです。
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアとは、ネットワークを構築するエンジニアです。ルータ等の実機を触る場合もあります。コンピューター機器そのものの知識やセキュリティの知識が求められます。
ネットワークとは、コンピュータ機器(サーバーやパソコン、ストレージ)間を、ネットワーク機器(ルーターやスイッチ、ロードバランサー)を介して接続し、データをやりとりできるようにする仕組みを指します。
システム開発において、インフラ(インフラストラクチャー)や基盤と呼ばれる層を担う重要な技術で、アプリケーション自体が素晴らしい品質でも、ここがしっかりしていないと「通信が遅すぎて使えない」「アクセスが集中するとシステムがダウンする」など、システム全体が台無しになってしまいます。
シスコ技術者認定資格
シスコ技術者認定資格とは、ネットワーク関連機器を販売・開発しているアメリカのシスコ・システムズ社が認定する民間資格です。シスコ・システムズ社は、世界のイーサネット・スイッチの市場規模のうち55%もの圧倒的なシェアを誇る最大手です。
資格は下位から、
- CCNA(Cisco Certified Network Associate)
- CCNP(Cisco Certified Network Professional)
- CCIE(Cisco Certified Internetwork Expert)
と難易度が上がっていきます。
メディアファイブでは、シスコ・システムズ社が定める「CCNP」や「CCNA」の保有者は、現在30名ほどです。システム運用部が運営している中小企業向けIT支援サービスオフィスドクターでは、本社内にデータセンターを構築・運営しているため、ネットワーク技術者が常時在籍しております。
サーバーエンジニア
サーバーエンジニアとは、サーバーを構築し、設計、運用、管理、保守を行うエンジニアです。ラック等の実機を触る場合もあります。
主に「Linux」や「Windows Server」等のサーバーOSの知識が必要になります。
LPIC/LinuC
LPICやLinuCは、Linux技術者の認定資格です。元々はカナダのLinux Professional Instituteが主催するLPICという資格があり、そこから日本市場向けにLinuCが独立したものになります。
Linux技術者の認定資格である、LPICやLinuCの保有者は、現在50名ほどです。システム運用部が運営している中小企業向けIT支援サービスオフィスドクターでは、本社内にデータセンターを構築・運営しているため、ラックマウント型サーバーを設置からキッティングまでを担当するプラットフォーム技術者が常時在籍しております。
システム開発に必要な技能について
システム開発に必要な技能について解説いたしました。
開発には分野毎に専門知識が必要なため、分野それぞれに応じて専門エンジニアが各領域を担当します。
分野ごとの開発スキルがどの程度あるかどうか判断するには、資格が一つの基準になります。
メディアファイブにも、多数の有資格エンジニアが所属しています。
また、システム開発会社には下記のようなスキルが必要、とメディアファイブでは考えています。
交渉力 | プロジェクトの調整 |
---|---|
管理力 | プロジェクトの成功 |
論理的思考力 | 目的を達成するシステムの設計 |
開発技術力 | 設計されたシステムの実現化 |
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