システム開発の費用相場
このページではシステム開発の発注を検討されている方に向けて、開発会社に依頼する際の費用について解説します。
費用について
システム開発の費用は、お客様が必要なシステムの規模、納期などによって変わります。ここでの規模や納期は下記のようなものを示します。
- 規模:画面や機能の数や難易度
- 納期:納品後の本番稼働を含めたスケジュール
ここではメディアファイブでの事例をご紹介いたします。
事例のご紹介
メディアファイブでは、お客さまのご要望に合わせて様々なシステム開発を行ってまいりました。ここでは過去の実績の一部を事例としてご紹介します。
システム種類 | 開発期間 | 開発費用 | 機能概要 |
---|---|---|---|
日報管理システム | 3ヵ月 | 200~300万円 |
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広告代理店さま向け 営業支援システム |
4ヵ月 | 700~800万円 |
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保証書発行システム | 6ヵ月 | 300~500万円 |
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商社向け情報共有システム (グループウェア) |
6ヵ月 | 300~500万円 |
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学習塾さま向け 総合管理システム |
12ヵ月 | 3,000~5,000万円 |
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総菜製造販売業さま向け 業務管理システム |
12ヵ月 | 3,000~5,000万円 |
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貯水槽・排水管清掃業さま向け 業務管理システム |
12ヵ月 | 2,000~3,000万円 |
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申請書管理システム | 3ヵ月 | 300~400万円 |
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セキュリティ会社さま向け 製品開発 |
4ヵ月 | 300~400万円 |
※CRM(Customer Relationship Management)とは、顧客管理とも呼ばれます。顧客との関係性を含めた顧客情報を一元管理します。
※CTI(Computer Telephony Integration)とは、コンピューター電話統合とも呼ばれます。コンピュータと電話やFAXを統合して管理します。
※API(Application Programming Interface)とは、ソフトウェアやプログラム同士が、データや機能を連携できる仕組です。
システム開発が高額な理由
システム開発の費用が高額になりがちな理由について解説いたします。
システム開発の主な費用は人件費
システム開発にはサーバー・ネットワーク機器などの環境の構築に必要な物理的な機器を除き、実際の「モノ」に対する原価がほとんどありません。
どこに費用が掛かるかというと、開発に携わるエンジニアに対してです。そのため、システム開発にかかる主な費用は「人件費」になります。
大まかな目安としては「エンジニアに対して設けられている単価×工数」から開発費が割り出されます。
具体的にどのように費用がかかるのか、
- エンジニア毎に発生する単価
- 各工程の作業工数
に分けて解説いたします。
エンジニア毎に発生する単価
当然ながら、エンジニアの単価は企業によって異なりますが、同一の企業内でもエンジニアごとの職能によって単価が異なることが一般的です。
例えば下記のような職能を基準に、そのエンジニアの単価が決まります。
- 開発言語などのITスキル
- IT業界の経験年数
- 保有している資格
- システム化対象の業界・業務知識
高度なスキルや知識が求められるシステム開発の場合は、それに応えられるエンジニアは限られてきますので、必然的にその単価は高くなる傾向があります。
また、そのエンジニアがどういった職責(システム開発における担当)で開発に参画するかも単価に影響することがあります。
エンジニアの職責は、主に下記のようなものがあります。
- プログラマー・テスター:主にプログラミングやテストを担当
- システムエンジニア:主に設計を担当
- プロジェクトマネージャー:システム開発の全体を統括管理
各工程の作業工数
実際にプログラミングを行う以外にも様々な行程でエンジニアが参加します。発注者と開発者で、必要な機能のすり合わせを行い決定する「要件定義」や開発の前には要件定義で出た要件をシステムにどのように組み込むか決める「設計」段階があります。
工程ごとに工数が発生するため、開発会社に外注する全工程を踏まえて、人件費を検討する必要があります。
また、参加するエンジニアの人数は工程ごとに異なります。例えば、ウォーターフォールモデルで開発を行う場合、要件定義フェーズは少ない人数で行い、開発フェーズで最も人数が多くなるケースが一般的です。
費用を抑える方法
システム開発のかかる費用は主に「人件費」からなるものです。人権費の中の「工数」を抑えることで、コストを抑えることができます。具体的には次のような対策があります。
- 要件の明確化
- パッケージ開発に準じた業務形態の検討
- 最小限機能での開発
- 複数の企業から検討
工数を抑える対策について詳しく紹介します。
要件の明確化
要件を明確にすることで、予算を抑えることができます。
先に自社がどのようなシステムを望んでいるか要求要望や必要な機能の洗い出しを行うことで、スムーズなイメージ共有ができ、打ち合わせの工数を抑えることができるでしょう。
開発側と発注側のシステムのイメージのすり合わせは非常に重要です。要件定義時点までに要求、要件を明確にすることで、認識のズレを防ぐことができるため、修正の工数を防ぐこともできます。
要件定義については、以下のページで詳しく解説しています。ぜひ、ご参考ください。
システム開発の発注を検討されている方に向けて、要件定義とは何か、要件定義において重要なポイントについて解説いたします。 要件定義とは 要件定義とは、現在の業務の問題点を洗い出して、何(どこ)をシステム化するのかを決めるフェーズで[…]
パッケージ開発に準じた業務形態の検討
パッケージ開発とは、既製システムを利用して開発することです。全てを一から作る開発はスクラッチ開発になります。パッケージ開発を行うことで、既にあるシステムを使って開発するため、一から開発をする必要がありません。
そのため、スクラッチ開発よりもスムーズに開発を進められます。
また、既存のシステムを利用するため、動作する環境さえ整っていれば、導入も短期間で行うことができます。
ですが、柔軟性は低くなり、パッケージ開発に業務形態を合わせなければいけない側面もあり、独自性の高いシステムを開発したい場合は、そもそもパッケージ開発は向きません。
そのため、開発したいシステムに合わせて検討が必要になります。
最小限の機能での開発
初期費用を抑えるためには、スタート時点では機能を少なくすることが対策として上げられます。
多機能になればなるほど、開発期間や工数はかかります。そのため、初めに最低限の機能のみ開発することで、費用を抑えられます。システムを早くに公開しユーザーの評価を見た後に、機能を検討する際にも有効です。
複数の企業から検討
同じシステムを開発するとしても企業によって予算は異なります。複数の企業の見積から比較し検討することをおすすめします。
さらに見積の際には開発したいシステムのイメージ、要求を明確にしておくと、開発会社も正確な見積が出しやすくなります。
システム開発の費用相場について
システム開発の費用相場について解説いたしました。
- システム開発の費用については規模や納期によって異なる。
- システム開発が高額な理由は主に人件費がかかるため。
- 人件費を抑えることで、費用を抑えることができる。
メディアファイブでは、お客さまのご予算に合わせてシステム開発のプランをご提案いたします。
例えば、最初の開発を必要不可欠な機能にして予算を抑えておくことも可能です。その後、徐々に予算を追加しながら規模を大きくするイメージです。また、スクラッチ開発ではなく、既存のOSS(オープンソースソフトウェア)などを活用したパッケージ開発などもご検討いただけます。
システム開発に不慣れなお客さまにもご理解・ご納得いただけるように、分かりやすく明朗な見積を心がけております。内容に分かりにくい点があった場合は、ご遠慮なくご質問ください。丁寧にご説明させていただきます。
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メディアファイブは1996年にシステムエンジニア出身の代表が福岡で創業したシステム開発会社です。
弊社では「システムは使いやすく長く付き合えることが大事」と考えており、お客さまにご満足いただけるシステム開発に励んでいます。
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