【解説】バッチ処理とは?できることや活用例を紹介

バッチ処理とは

バッチ処理とは

バッチ処理とは、大量または、まとまった量のデータを一括して処理をおこなう方式です。
個々のデータで処理を実行するには負荷が高く、非効率となる場合が多いためユーザー操作を最小限にし、システムへの負荷も軽減することができます。

バッチ処理でできること

データの一括登録、更新、削除

データの一括処理は、一定期間、一定量のデータを予め設定した条件で一括で登録、更新、削除が実行されます。

タスクバッチ処理の請求書やレポートの作成

バッチファイル(バッチで実行するコマンド列を保存したファイル)を使用することで、定期的なレポート作成や請求書データの作成をおこなうことができます。また、作成したバッチファイルの中で、レポートの送信もおこなう事ができます。

外部システムとのデータ連携

外部システムにデータを反映したい場合に、外部システム向けに一括登録、更新、削除、データの送信などをバッチ処理で実行できます。
システム間のデータ連携方法には「ファイル連携」「データベース連携」「API連携」などが存在します。

バッチ処理の活用例

バッチ処理の身近な活用例

在庫管理

バッチ処理は「在庫管理」で大量のデータを一括処理する場合に有効です。
商品などの入出庫のデータ処理、在庫数の更新などに活用されます。
バッチ処理を利用することで人為的なミスが削減できたり、手作業に比べて処理時間を大幅削減できます。

銀行の夜間バッチ

大量データのバッチ処理を日中に行うと、システムへの負荷がかかり、業務に支障をきたす恐れがあります。
そのため、通常業務をおこなっていない夜間にバッチ処理をおこなうことで日中の業務システムへの負荷を軽減し、日中のリアルタイム処理の障害を避けることが出来ます。

リアルタイム処理との違い

即時実行と定時実行の違い

バッチ処理には「即時実行(リアルタイム処理)」と「定時実行(バッチ処理)」があります。
大きな違いとしては「プログラムが実行されるトリガーとなる起点」と「プログラムの実行間隔(スケジュール化された間隔)」があります。
即時実行(リアルタイム処理)は、「即時性の高いデータに対して、何らかのイベントが発生した場合に自動で処理をおこなう」動作で、定時実行(バッチ処理)は「即時性の低いデータに対して、決められたタイミング(スケジュール)でバッチ処理が起動される動作」になります。

バッチ処理のメリット

バッチ処理のメリットは、一度に大量のデータを処理できるため効率が良いことや、リソースを有効活用できることです。
そのため、定期的な集計作業やバックアップなど大量のデータの操作に役立ちます。

バッチ処理のデメリット

バッチ処理のデメリットは、リアルタイム性の欠如、処理時間の遅延、エラー処理の複雑性、データ損失のリスクなどがあります。
また、大量のデータを一括で処理することからシステムが不安定化したり、一度処理に失敗すると後続データのバッチ処理が追い付かず深刻な処理の遅延が発生することもあります。

バッチ処理導入前の注意点

バッチ処理を導入する前の注意点として、以下の項目があります。

  • 夜間・休日バッチ処理をおこなう際に”突き抜け”(バッチ処理が夜間や休日中に完了せず日中システムに影響を与えてしまうこと)を起こさないよう処理時間の短縮化を図ること。
  • バッチ処理開始時刻と終了時刻を把握したり、パフォーマンス低下や問題発生時の対処のため、必ずログやテーブルに記録すること。
  • 複雑なバッチ処理を組むことによる深刻なメモリ不足を起こさないこと。

おわりに

バッチ処理について解説いたします。

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