開発フェーズでやること

システム開発の発注を検討されている方に向けて、開発フェーズの開発作業、テスト作業について解説いたします。

開発作業

開発作業では、開発するシステムに適したプログラム言語を選定し、エンジニアが設計書に基づいてコーディング(プログラミング)を行います。この工程を「製造」と呼ぶこともあります。

開発段階以降の工程を「下流工程」と呼びます。内部設計(詳細設計)を含める場合もあります。

開発領域

開発領域は「フロンドエンド」と「バックエンド」に分かれます。二つはそれぞれ異なる領域なので、並行して開発することができます。

例えば、フロントエンドの領域のみ、つまりはデザインと画面のコーディングのみ内製化し自社で開発を行い、バックエンドのみプログラミング知識のある企業に依頼することもできます。

フロントエンドとは

フロントエンドとは、画面上に表示される処理を主に指します。webブラウザ側での処理になります。代表的な言語としてHTML、CSS、Javascriptが使われます。

例として入力画面の入力欄、ボタンの位置や構成や画面を表示する際のアニメーション等、利用するユーザーが直接目にしたり、操作する部分になります。現在主流となっているリッチな画面表示の多くはフロントエンドの技術によって作られているものです。

ユーザーが実際に体験する画面の作成が主なため、開発するエンジニアには「UI(User Interface/ユーザーインターフェース)」や「UX(User eXperience/ユーザーエクスペリエンス)」の観点が必要となります。UIはユーザーが実際に目にしたり、触れる部分の情報を指し、UXはUIを含んだサービスを通したユーザー体験を指します。

デザインの素養やSEO対策に応じたwebページの作成を求められる場合もあります。

バックエンドとは

バックエンドとは、画面上には直接的に表示されない裏側の処理を指します。バックエンドはサーバー側での制御になります。代表的な言語としてJava、PHP、Ruby等が使われます。

画面上には直接的に表示されない裏側の処理を指します。バックエンドはサーバー側での制御になります。代表的な言語としてJava、PHP、Ruby等が使われます。

例としては、ユーザーの情報のデータ管理や抽出し、画面側へ送信するなど利用するユーザーには意識させないシステムの内部部分の処理が主となります。

データベースでのデータやサーバーの運用、管理等が求められるため、バックエンドを担当するエンジニアにはプログラミング言語やデータベースの知識が必要になります。

テスト作業

テスト作業では、設計内容に合わせて作成したプログラムが、正しく動いているかテストを行います。

プログラムのテストには、主に下記があります。

  • 単体テスト(UT)
  • 結合テスト(IT)
  • 総合テスト(ST)
  • 受け入れテスト(UAT)

テストの対象範囲を徐々に広くしてテストを行っていきます。

単体テスト(UT)

単体テスト(UT:Unit Test)とは、システムを構成する関数や手続きなどの比較的小さな単位で行うテストです。内部設計(詳細設計)で設計したことが正しく動作するかを確認します。

結合テスト(IT)

結合テスト(IT:Integration Test)とは、単体テストで動作するようになった機能を組み合わせて、動作するか確認するテストです。

総合テスト(ST)

総合テスト(ST:System Test)とは、システムが発注者側の要求通りに動作するか、実際の利用を想定したテストです。「システムテスト」と呼ばれることもあります。

受け入れテスト(UAT)

受け入れテスト(UAT:User Accept Test)とは、開発されたシステムが発注者側の要求を満たしているかどうか発注者が確認するテストです。

上記3つのテストを開発者(受注者)が行うのに対して、受け入れテストは発注者側が行うことが多いです。

受け入れテストは納品時の検収に含まれる作業です。検収については納品フェーズにて解説いたします。

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開発フェーズについて

開発フェーズについて解説いたしました。

  • 開発フェーズの開発作業では、開発するシステムに適したプログラム言語を選定し、エンジニアが設計書に基づいてコーディング(プログラミング)する。
  • 開発領域は画面上に表示される処理を指す「フロントエンド」画面上には直接的に表示されない裏側の処理を指す「バックエンド」に分かれる。
  • 開発フェーズのテスト作業では、テスト作業では、設計内容に合わせて作成したプログラムが、正しく動いているかテストする。
  • テストには「単体テスト」「結合テスト」「総合テスト」「受け入れテスト」がある。

メディアファイブでは、上記の作業はもちろん、運用する上での細やかな動きやイレギュラーなパターンも考慮して開発、テストを行います。

設計フェーズで決定した内容に沿って、メディアファイブが主体となり以降の作業を進めます。

設計フェーズでは洗い出せなかったイレギュラーパターンなどは、都度、メールまたはお打合せを行い解決し、お客様のご希望に沿ったシステムとなるよう全力を尽くします。

メディアファイブは、自社エンジニアによってお客様の業務改善・課題解決につながる高品質なシステムを開発します。

幅広い業種の開発実績がありますので、まずはお気軽にご相談ください!

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開発の流れ

このページでは開発フェーズについて解説いたしました。

次回は、納品フェーズについて解説いたします。

話しやすい・分かりやすい
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システム開発

メディアファイブは1996年にシステムエンジニア出身の代表が福岡で創業したシステム開発会社です。

弊社では「システムは使いやすく長く付き合えることが大事」と考えており、お客さまにご満足いただけるシステム開発に励んでいます。

中には10年以上お付き合いいただけているお客さまもいらっしゃいます。

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