APIとは
APIとは
APIとは(Application Programming Interface)の略で「”アプリケーションソフトウェア”と”プログラム”を繋ぐ」という意味です。
2つの異なるアプリケーションソフトウェア同士を連携させるためのインターフェース(接続)を指し、データの送受信や、既存のサービスに新しい機能やアプリケーションを組み込むことも出来ます。
APIの仕組み
APIの仕組みについて
API連携はリクエスト(要求)とレスポンス(応答)で動作しており、それぞれ決められた仕様に従ってやり取りをおこなっています。
リクエスト(要求)
APIのリクエスト(要求)は、機能を使用するために相手に必要なデータ情報を送信する処理です。
送信する情報として主に以下の項目があります。
- エンドポイント(APIサーバーURL)
- キー(接続に必要なパスワード)
- HTTPメソッド(POSTまたはGETなど)
- クエリパラメータ(URLの末尾に付加されるキー値と値のペアの情報)
- リクエストヘッダ(APIを呼び出すための要件に関する重要な情報)
- リクエストボディ(APIに送信する情報内容)
レスポンス(応答)
APIのレスポンス(応答)は、送られてきたリクエスト(要求)に対して返される処理結果のデータや情報を指します。
APIレスポンスが返す情報として主に以下の項目があります。
- ステータスコード(レスポンスの処理結果を表す3桁の数字 【例】200(成功)、500(サーバーエラー)など)
- ヘッダー(レスポンスに関する追加情報)
- ボディ(クライアントに送るデータ)
APIの目的とメリット、デメリットについて
APIの主な利用シーンについて
API連携を使用したシステムは身近にある様々なシーンで利用されています。
例えば各企業のシステムと各種SNSをAPI連携することにより、SNSアカウントを通じて各企業のシステムにログインしたり、また、SNSのAPIを利用することによりSNSから得たコメント数、アクセス数、競合アカウントの分析など様々な情報を基にインサイト分析をおこない、企業の商品開発やマーケティング戦略に活用することが可能です。
その他にも、地図サービスとAPI連携することにより自社のアプリケーションに店舗一覧を地図付きで表示できたり、各店舗へのアクセスルートや所要時間を表示、案内することも可能です。
APIを活用したシステム
営業支援システム
企業の営業活動のデータを一元管理、共有、また可視化、効率化をおこなうシステムとして「営業支援システム(Sales Force Automation/略してSFA)」というものがあります。
このシステムは多くの企業が導入しており、顧客管理、案件管理、報告書作成、予実管理など幅広い機能を活用し管理することができます。
SFAとセットで導入されるシステムとして顧客管理(Customer Relationship Management/略してMA)やマーケティング活動を自動化、効率化するMA(Marketing Automation)などがあります。
これらを一連で導入する際もAPIで連携をおこなうことにより情報データが共有可能となります。
ECサイトと在庫管理システム
ECサイトで欠かせない機能として在庫管理システムがありますが、企業のECサイトのシステムに導入する在庫管理システムもAPI連携を利用します。
この在庫管理システムを導入することにより、必要な在庫量の確保、それによる販売生産の予測立てをおこないヒューマンエラーによるトラブルの回避、物流コストの削減や業務効率化にも繋がります。
近年ではSaaS型のECサイトなどもAPIを標準で提供しているサービスもあり比較的簡単かつスムーズに連携をおこなうことが可能となっています。
ECサイトでは業務ごとに様々なシステムを活用するケースが多く、在庫管理システムの他にも受注管理システム、顧客管理システム(CRM)、決済システムと幅広いシステムがAPI連携により導入されています。
まとめ

以上、APIについて解説いたしました。
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