何かしらの理由で既存のシステムを開発した会社にお任せできなくなることもあります。
- 他社にシステム開発をお任せしていたものの、その会社のサービスが終了してしまった
- 開発会社の対応が遅すぎる、費用が高い
- 自社だけでは運用できなくなってしまった
このような場合、システムの改修、運用、保守を別会社へ依頼しなければならなくなってしまいます。
しかし、他社システムを別会社が引き継ぐのは難しいこともあり、新しいシステムを構築することを勧められたり、断られてしまうこともあります。
他社システムの改修や運用保守の引継ぎを別会社に依頼しようと考えられている方に向けて、そもそも引継ぎは可能なのか、引き継ぐために必要なポイントを簡単に説明いたします。
他社システムの引継ぎについて
既存のシステムを自社で運用保守が行えない、開発会社が納品後のサポートを引き受けてくれない等、やむを得ない事情から、他社システムを別会社へ依頼しなければならないことがあります。
しかし、他社のシステムの引継ぎは断られる場合も多く、引き受けてもらえたとしても新規開発を勧められることがあります。
既存のシステムをそのまま使いたいときだと、悩ましい提案です。
そして、既存システムの状況によっても対応可能な範囲や工数は異なります。
他社システムを全く別の会社に引き継ぐのは難しく、既存システムの調査を含め工数が必要になり、コストがかかります。
できる限り、発注者と開発者双方の負担なく引き継ぐことためにも
- システムの開発言語や分野はなにか
- 仕様書、設計書、ソースが残っているかどうか
- 開発会社を選ぶ際、よく検討する
このようなポイントを持っておくと、引継ぎがよりスムーズに行えるかもしれません。
また、メディアファイブでは他社システムを引き継いでの開発実績があります。
「別の開発会社にシステム開発を依頼していたけれど、費用が高い!」「対応が遅すぎる…」等行き詰まり、別の会社に開発を引き継いでほしいとお悩みではないでしょうか。 既存のシステムを別会社に引き継ぐことは難しいことが多いです。しかし、メディ[…]
引継ぎに際してのポイント
開発言語や分野の調査
システム開発会社によって得意とする言語は異なります。もし、候補先が複数ある場合は、使用している開発言語を強みとしている企業を選択するのが良いです。そのシステムの分野を得意とする企業にお任せすることをおすすめします。
開発会社の選び方に関しては下記記事にて説明しています。
システム開発を行っている企業は多数存在します。そのため、どういった企業に開発を委託すれば良いか悩まれることも多いでしょう。
「とりあえず、安く受けてくれるところを探そう」と明確な指針が無いまま、依頼すると結果的に予算超過、最悪の場合は[…]
ドキュメントの確認
仕様書、設計書、ソース等のドキュメントが残っているかどうかは重要な手掛かりになります。ドキュメントが残っていない場合、仕様を確認するためにソースを調査する必要があるため、残っている場合に比べると工数や費用もかかります。
ドキュメントがある場合は可能な限り整理しておくと、引き継ぐ際にスムーズです。
開発会社の検討
委託する開発会社を選ぶ際、次のようなことを重点的に見て検討することをおすすめします。
- 既存システムと近い得意とする分野、実績を持っていること
- 担当者が少なく、不在であることを防ぐためにも、組織での運用保守のサポートを得られるかどうか
開発会社の選び方は下記の記事にも記しています。
システム開発を行っている企業は多数存在します。そのため、どういった企業に開発を委託すれば良いか悩まれることも多いでしょう。 「とりあえず、安く受けてくれるところを探そう」と明確な指針が無いまま、依頼すると結果的に予算超過、最悪の場合は[…]
他社システムの引継ぎについて相談可能
他社が開発したシステムに関しては相談することは可能です。どこまで対応可能かは、状況によって異なります。
- 他社システムの引継ぎは難しく、断られる場合もある(メディアファイブでは開発実績があり)
- 引継ぎ候補が複数ある場合、開発言語などが得意分野に当てはまるかどうか、調査しておくと効率的
- 残っている仕様書、設計書、ソースを整理する
以上のことを確認しておくと、依頼先との打ち合わせがスムーズでしょう。
メディアファイブでは引継ぎ開発の実績があります。また、ドキュメントが残っていないなど、紹介した状況に当てはまらない場合でも、状況をヒアリングし、対応可能な範囲から提案いたします。
運用、保守のサポートに関しては、弊社サービス「オフィスドクター」にて承っております!
オフィスドクター(OFFICE DOCTOR)は、月額50,000円から始められるITアウトソーシングサービス(ITO)…
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