規模ごとの開発期間と代表的な開発モデルに関して解説します。
開発期間は規模や内容により異なる
開発規模や内容によって開発期間は異なります。
また、開発モデルによってもシステムのリリース速度が異なることがあります。代表的なシステム開発モデルとして下記が挙げられます。
- ウォーターフォールモデル
- アジャイルモデル
システムの規模ごとの開発期間
システム開発の期間は規模ごとに異なります。プロジェクトの規模は参加する人数で判断されることが主です。
- 小規模のシステムであれば1~3ヶ月
- 平均的な規模のシステムの場合は6~12ヶ月
- 大規模なシステムの場合は2~3年
代表的なシステム開発モデル
開発モデルによっては、リリース速度が異なる場合があります。代表的な開発モデルに関して説明いたします。
ウォーターフォールモデル
「ウォーターフォールモデル」は名の通り、滝のように上から下へ工程を下る開発工程のことを指します。決まった順序で進み、工程を終えると前の工程には戻ることはありません。流れが分かりやすく多人数での作業が可能なモデルです。
ですが、それぞれの工程が完了するごとに進むため、修正や戻りが困難です。想定外のトラブルや修正が重なってしまった場合、開発期間が延びてしまう場合もあります。
プロジェクトの要件が明確かつ、大規模な開発に向きます。
アジャイルモデル
「アジャイルモデル」はシステムを機能ごとに分け開発を行う手法です。この分けられた開発サイクルを「イテレーション」と呼びます。アジャイルではイテレーションを繰り返し行い、徐々にシステムを完成させていきます。そのため、急な修正にも対応可能です。
アジャイルは「機敏な」「素早い」等の意味があり、ウォーターフォールよりも短期間早ければ1週間程度でのリリース可能なモデルです。しかし、管理の面から見ると、きっちりと計画を固めずに開発を繰り返すため、完成までのスケジュールが読み取りにくいというデメリットがあります。
機能の追加や仕様の変更が多いシステムや、プロジェクトの計画が明確に決まっていない場合はアジャイルモデルが向いています。
各工程の内容は下記ページに記しています。
開発期間は状況によりそれぞれ
システム開発の期間は規模や工程によって変化します。
- 小規模であれば1~3ヶ月、一般的な規模であれば6~12ヶ月、大規模な場合は2~3年かかる。
- ウォーターフォールモデルは大規模なシステム開発に向くが、リリースまで長期間かかる場合がある。
- アジャイルモデルは短期間のリリースが可能だが、計画が立てにくい。
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