システム開発は発注者側から見ると費用が高く感じることがあると思います。なぜ、高くなるのでしょうか。
その理由を簡単にご説明いたします。
システム開発の主な費用は人件費
システム開発には実際の「モノ」に対する原価がありません。どこに費用が掛かるかというと、開発に携わるエンジニアに対してです。そのため、システム開発にかかる主な費用は「人件費」になります。
大まかな目安としては「エンジニアに対して設けられている単価×工数」から開発費が割り出されます。
エンジニアの単価と工数とは
具体的にどのように費用がかかるのか、「単価」と「工数」に分けて解説いたします。
エンジニア毎に発生する単価
エンジニアの単価は企業ごとにもですが、エンジニア毎に異なっている場合もあります。特定の知識が必要な際にプロフェッショナルなスキルや資格を持つエンジニアが参加する場合、その単価は通常より高くなります。
また、プログラマだけではなく、進行管理やマネジメントを行うプロジェクトマネージャー(PM)やプロジェクトリーダー(PL)や、設計を行うシステムエンジニア(SE)など、様々な役割を持ったエンジニアが参加します。
エンジニアの種類に関しては下記記事で解説しています。
一口にエンジニアといっても、全員が「プログラマ」としてシステムの実装を行うわけではありません。プロジェクトを管理する「プロジェクトマネージャ」やシステムの設計を担当する「システムエンジニア」等、プロジェクト毎に役割があり、担当領[…]
各工程の作業工数
実際にプログラミングを行う以外にも様々な行程でエンジニアが参加します。発注者と開発者で、必要な機能のすり合わせを行い決定する「要件定義」や開発の前には要件定義で出た要件をシステムにどのように組み込むか決める「設計」段階があります。その他様々な行程を踏んでシステム開発は進みます。
つまり、各工程でそれぞれ工数が必要になります。
システム開発の工程に関しては下記ページでご説明しています。
一般的にシステム開発は、 要件定義 設計 開発 納品 運用という流れで進めます。システムの開発モデルシステム開発と一口に言っても、その開発の進め方に唯一の正解というものは存在しません[…]
費用を抑えるためには
開発費を抑えるには「工数」を抑えることが重要になります。
発注者側ができる対策としては、どのようなシステムを作りたいか「要件」を明確にしておくことで、開発側との認識合わせがスムーズに進み、打ち合わせの工数を減らすことができます。
システム開発の費用を抑える方法は下記記事で解説いたします。
システム開発を発注する際、予算はできる限り抑えたいものです。発注者側からも対策できるシステム開発の費用対策に関して簡単にご説明します。システム開発の費用を抑えるにはシステム開発のかかる費用を少なくするには「人件費」を抑えることが必要[…]
また、失敗を防ぐことで、工数が増え見積よりも費用がかかることを防ぐこともできるでしょう。
開発で起きる失敗の原因と対策に関して下記記事で解説しています。
開発にはコストがかかるため、失敗はできるだけ避けたいものです。システム開発の失敗は残念なことに少なくありません。プロジェクトがうまく運ばず、システムそのものが完成できない。完成はしたものの納品されたシステムが当初[…]
システム開発に費用がかかる理由
システム開発の費用に関してのまとめになります。
- システム開発費の大部分は人件費による。
- 企業ごと、エンジニアごとに単価が異なる、また、工数がかかるごとに費用は高くなる。
- 工数を抑えることで費用は抑えることが可能。
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